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研究室教授

敷田 麻実(しきだあさみ)

・1960年石川県加賀市生まれ。
・高知大学農学部栽培漁業学科卒業後、石川県水産課勤務、その間に、豪州ジェイムズクック大学大学院留学、金沢大学大学院社会環境科学研究科博士課程修了。

・1998年石川県退職、金沢工業大学環境システム工学科教授、2007年北海道大学観光学高等研究センター教授を経て、2012年国連大学高等研究所客員教授。

・2016年から北陸先端科学技術大学院大学知識マネジメント領域教授。野生生物保護学会会長(2005-2011年)
・専門はエコツーリズムと地域マネジメント。「地域からのエコツーリズム」「観光の地域ブランディング」ほか論文多数。知床地域科学委員会委員、環境省中央環境審議会自然環境部会委員などを務める。 

​●教員からのメッセージ

 学びによる成長を目ざすオープンでフラットなコミュニティ

 敷田研究室は学びと成長のコミュニティです。常識にとらわれず、新しいことや科学的な説明をフルに頭を使って考えていきます。それを促進するために、研究室の基本方針は、「フラットアンドオープン(Flat and open)」としています。ここは学生、社会人を問わず、誰でも自由にアクセスできるプラットフォームです。自由な空間で、他者との議論から、自他の差異を超えて、新しいことを考えるワクワクする感覚に浸ってもらえればと思います。

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プロジェクト事例紹介

『社会をシビックテックする』

 コードフォーカナザワ(CFK)との共同研究プロジェクト (2016年~)
 

 シビックテックとは、ITエンジニアなどの専門家がプログラミングやアプリ開発を通して市民と共に社会貢献を行う創造型社会活動です。シビックテックを行う団体は、2017年までに全国で60団体以上に拡大しており、各地で無償のアプリ開発などが進められています。私たちは、この活動をIoTやAI時代におけるエンジニアの社会的役割や新たなライフスタイルの可能性として捉えています。

 現在、CFKと共同で勉強会やセミナーを開催し、シビックテックが生み出す社会と、それに参加する市民意識を研究しています。

町家プロジェクト(2017年~)

 
 金澤町家とは、金沢市内にある伝統的な構造、形態又は意匠を有する木造の建築物のうち、金沢の歴史、伝統及び文化を伝える建築物です。

 まだまだ始まったばかりの研究ですが、町屋で宿泊施設やカフェを行っているオーナーさんと共に、町屋を利用する観光客の方がどのような知識を獲得し、その後の観光行動を如何に変化させたのかを調査研究する予定です。ここから得られたデータを、地域に返し、町屋活用事業に反映してもらえるように頑張っています。

『珠洲国際芸術祭の評価:地域社会と芸術祭の関係性』

珠洲市における研究プロジェクト (2016年~)

  

 珠洲市で2016年9-10月に開催された芸術祭が地域や地域外関係者との関係をどのように構築したか、芸術祭が与えた社会経済的影響は何か、について珠洲市からの委託を受けて調査研究を行ってきました。

 本年度からは、集落に住む方々が芸術祭後も地域活性化に向かう活動を行うためにはどのようにすればいいのか、現地調査を中心に研究を行う予定です。

●関連Link 

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